2014.04.28ブログ
整理整頓2014年4月番外編2
さて、前回の「整理整頓2014年4月番外編1」の続きです。
今は整理のプロと呼ばれる人が沢山出ていらっしゃいますが、平岡さんがこのお仕事を始めた頃は殆ど仕事として認知して貰える事はなかったそうです。収納は家の中でニッチなものですが、そのニッチなものを扱うというのは更にニッチな事だったそうです。
整理収納アドバイザーという資格を持つという方が、セミナー最後の質疑応答で質問なさった事に対する回答で出たお話ですが、平岡さんは実は整理収納アドバイザーの試験の2期生であり、出身が西の方という事もありますが、西日本では講師も務めて1000人以上を育てていらっしゃったとの事でした。(収納王子コジマジックさんも生徒さんだったとか)
その整理収納アドバイザーとして働く中で、整理収納アドバイザーという存在を否定するのでは無いものの、今ある収納の容量が足りない、今ある収納の量や区分が良くない事で、すっきりとした収納を行うのには限界がある、と感じ、造作家具の提案も含める事もある収納プランナーという考え方にいきついたとの事です。
ここで、セミナーの中で出た項目を少し書いていきます。
まず、片付かない理由には3つある、という事で、下記の3つを挙げていらっしゃいました。
1.物が多い(持つものは時代と共に変わっていき、例えば昔は水道水を飲んでいたから水の為の収納等なかったが、今は水のボトルを収納する等の事もあり、パントリーが必要となってきた、等)
2.収納場所の確保が困難(どこの家庭にもあった、納屋等が、特にマンション等には無い)
3.ライフスタイルが変わってきた(共働きが増え、女性の家事時間が減少してきた)
2と3に関して言えば、例えば江戸時代等の、1の問題である「物の数」が圧倒的に少ない時代であれば、長屋などの納戸もなければ、女性の家事労働の手間もかなり多いという状態であっても、出てこない問題です。
結局、3つはそれぞれ独立している事ではなく、絡みあった問題ではないでしょうか。
整理整頓の問題は、実は上記を含めた幾つかの問題が絡みあっている事が原因ではないかと私は思っています。(基本的にどのような物事であれ、原因が1つしかないものは、余り問題にはならないのでは、と思っています)
平岡さんの、今まで1000軒以上のお家の図面を見ての経験則だそうですが、収納に問題を抱える家の7割は間取りに問題があるそうです。家事/生活動線の問題もあるでしょうし、それが上に書いた容量が少ない、そして収納の区分が良くない、という事です。
私が聞いた事があるお話で、収納は、床から天井までの収納場所を、全体の面積の1割取る事が必要、というものがありました。
今の家で、床から天井までの収納場所が1割ある家は殆ど無い、とも聞きました。プロである住宅販売関連の方でさえ、吊り戸棚等の床からでは無い、一部切り取った収納を、その1割の中にカウントしている、とも聞いています。
まだまだ興味深いお話が続いたので、今日はまたここで一旦止めて次に述べていきます。
今は整理のプロと呼ばれる人が沢山出ていらっしゃいますが、平岡さんがこのお仕事を始めた頃は殆ど仕事として認知して貰える事はなかったそうです。収納は家の中でニッチなものですが、そのニッチなものを扱うというのは更にニッチな事だったそうです。
整理収納アドバイザーという資格を持つという方が、セミナー最後の質疑応答で質問なさった事に対する回答で出たお話ですが、平岡さんは実は整理収納アドバイザーの試験の2期生であり、出身が西の方という事もありますが、西日本では講師も務めて1000人以上を育てていらっしゃったとの事でした。(収納王子コジマジックさんも生徒さんだったとか)
その整理収納アドバイザーとして働く中で、整理収納アドバイザーという存在を否定するのでは無いものの、今ある収納の容量が足りない、今ある収納の量や区分が良くない事で、すっきりとした収納を行うのには限界がある、と感じ、造作家具の提案も含める事もある収納プランナーという考え方にいきついたとの事です。
ここで、セミナーの中で出た項目を少し書いていきます。
まず、片付かない理由には3つある、という事で、下記の3つを挙げていらっしゃいました。
1.物が多い(持つものは時代と共に変わっていき、例えば昔は水道水を飲んでいたから水の為の収納等なかったが、今は水のボトルを収納する等の事もあり、パントリーが必要となってきた、等)
2.収納場所の確保が困難(どこの家庭にもあった、納屋等が、特にマンション等には無い)
3.ライフスタイルが変わってきた(共働きが増え、女性の家事時間が減少してきた)
2と3に関して言えば、例えば江戸時代等の、1の問題である「物の数」が圧倒的に少ない時代であれば、長屋などの納戸もなければ、女性の家事労働の手間もかなり多いという状態であっても、出てこない問題です。
結局、3つはそれぞれ独立している事ではなく、絡みあった問題ではないでしょうか。
整理整頓の問題は、実は上記を含めた幾つかの問題が絡みあっている事が原因ではないかと私は思っています。(基本的にどのような物事であれ、原因が1つしかないものは、余り問題にはならないのでは、と思っています)
平岡さんの、今まで1000軒以上のお家の図面を見ての経験則だそうですが、収納に問題を抱える家の7割は間取りに問題があるそうです。家事/生活動線の問題もあるでしょうし、それが上に書いた容量が少ない、そして収納の区分が良くない、という事です。
私が聞いた事があるお話で、収納は、床から天井までの収納場所を、全体の面積の1割取る事が必要、というものがありました。
今の家で、床から天井までの収納場所が1割ある家は殆ど無い、とも聞きました。プロである住宅販売関連の方でさえ、吊り戸棚等の床からでは無い、一部切り取った収納を、その1割の中にカウントしている、とも聞いています。
まだまだ興味深いお話が続いたので、今日はまたここで一旦止めて次に述べていきます。
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