インテリアには直接関係のないお話ではありますが、4月26日に横浜駅の近くで行われた、私が去年受講したポリテクセンター関東の住環境計画科の同窓会でのお話を少しさせて戴きたいと思います。

当初入所した時にいた中で、お1人やむを得ない事情で最初の頃に離れてしまった方がいらっしゃったのですが、それ以外にも私も含め、就職が途中で決まり、卒業を待たず早めにコースを離れた人たちも多くいました。

就職難と言われる現在ですが、東京オリンピックが2020年に行われると決まってから、住宅関連というより建築業界は人手不足が続いている為か、コース終了後3ヶ月以内での就職率は、私達の時では100%ではないか、と昨日話が出ました。

そして、事務としてのスキルも高く、長く勤めていた、という方は、その事務の手腕を活かしてほしい、とまずは事務で入社した、という方もいますが、こうやってインテリアコーディネーターとして活動を始めた私を含め、全員が住宅関連の仕事に就いていました。

コース最初のオリエンテーションの時に先生が仰った言葉ですが、このコースでの6ヶ月を、人生を変える6ヶ月にする、というのは、全く建築関連の仕事をした事が無かった私を含め、やはり建築には関係の無い仕事をしていた殆どの同級生に当てはまる事でした。一部、宅建と二級建築士や、インテリアコーディネーターと福祉住環境コーディネーター等、既に資格を持った同級生たちもいましたが、実務で使った事がないから、と改めて学ぶ為に入ってきたとの事でした。

手に職をというのは素敵な事だ、というのは、昨日熱心に話をしてくれたリフォーム会社で営業をしているという同級生の話を聞いていて、本当にそうだな、と改めて思いました。会社でお願いしている(工務店やリフォーム会社では、社員として雇うのではなく、腕の良い職人さんに、その度毎に声を掛けてお仕事をして戴く事が殆どです)という、職人さんの話をしてくれたのですが、「カッコいいのよ!細かい、お客様に絶対見えない所にこだわって仕事をしていて、でもそのこだわりが完成した時に活きるのよ」と目をキラキラさせながら語る彼女は、私よりも年齢が上ですが本当に可愛い方で、現場でも姫と呼ばれて、本当なら来る必要のない親方も、そうやって本気で褒めてくれる人がいる、ということが更に励みになる為か、わざわざ現場に出てくる、という事で、聞いていた私達も幸せな気持ちになりました。

私がそのコースで学ぶ事を選んだのは、ただの表層的なインテリア(家具を置く、絵を飾る)だけではなく、建築的な背景、そして視点をもったインテリアコーディネートをご提案出来るようになりたい、と思ったからでしたが、新たにその意を強くした一日でした。