ここで、ちょっとした事ですが、もしかしたら継続的な整理整頓には何より一番大事かも、と思う事を一つ書いておきたいと思います。

お部屋なり、お家なりの大きさというのは決まっています。お引っ越しをしたり、増築したり、または物置を買ったりしない限りは、ものを置く場所、住む場所の広さは変わりません。

今、整理整頓をしなくては!と切実に思う事があるとすれば、それはその空間に、物が溢れていて、それがストレスになっているからだと思います。

以前にも書きましたが、ものは使ってあげてこそ生きてきます。自戒を込めて書くのですが、使われないものは可哀想ではないか、と思う事もある位です。

溢れていたとしても、それが本当に使うものであれば、それは収納場所を増やすなり、方策を立てなくてはいけませんが、それはドラスティックに考え方を変えると案外シンプルに出来たりします。例えばどうしても使うものならそれを使う為の場所を作る為に引っ越す等です。

極端な考え方に思えるかもしれませんが、本当に必要な事ならば、お金をかけてでもQOL(Quality of life生活の質)を高める為には大切な事です。

ただ、今の日本では、使わないものが家の中に溢れている、というのが一般的だと思います。
私の知人で、6人家族が30年住んだ家を引っ越したら、かなりのものを処分したのに小型トラック5台分の荷物があったとの事ですが、それが4人家族だったとしても、1台減るかどうかの違いで、やはり家には本当に沢山のものが今の日本にはあるのだと思います。

戦争を知っている私の母がものを簡単に処分出来ない人だった、と書いた事がありますが、やはり勿体無いという気持ちは多かれ少なかれ皆持っていると思います。手放すという事は、本当に困難な事です。

以前、人というものは、同じものだとしても得る時の価値より、失う時の価値の方を高く見積もるものだ、と書いてある文章を読みました。悲しい断捨離の思いをしなくてはいけないのは、本当に辛い事ですよね…。

となると、出すのが難しいとすれば、入るを制すしかないのではないでしょうか?