見せる収納とは、前回にも書きましたがインテリアの一つとして、飾って見せる為の収納です。

この見せる収納で大切なのは、バランスです。大きさ、形、置き方のバランスが大切になります。

例えば、大きさが違うものを飾る時は、例えば小さいものから大きいものへと順番をつけて並べる。または大きさを揃えて並べる、等です。
大きさの異なるものを混ぜて並べる方法もあるのですが、それにはちょっとしたセンスが必要になります。上級者向けですので、センスに自信のある方、または写真やイラストで素敵なバランスで並べられたものをそのまま真似するという場合には、かなりおしゃれで素敵ですからお勧め出来ます。ただ、一般的には、テクニック要らずで美しく見せるには、大きさを揃えるか、大きさの順番に並べる(これは大から小、小から大だけではなく、大⇒小⇒大、小⇒大⇒小も効果的です)のがお勧めです。

形も同じ法則が当てはまります。同じ形、または似た形を並べて置くのが一番テクニック要らずで素敵に見えます。

置き方のバランスは、置くものと置く場所のバランスです。ぎちぎちに詰めるのは、NG。適度な空間(ちょっと隙間が大きすぎるかな、と思う位で丁度良い事も多いです)をもって、その空間も一つの構成要素として見せるのです。前後に置いてバランスを見せるのもありますが、その場合は後ろのものを大きめのものに、前のものを小さめのものに、とするのが"見せる"収納には大切です。

また、見せる収納で気をつけたい事が一つあります。

埃がつきやすい、または埃が付いた時に取りにくい形状のものは、数を限って飾るか、ガラス扉の中に入れるようにするようにしないと、折角の飾っているものなのに、それを見せるというより埃を見せる収納になってしまうという事です。それはそのもの自体もですが、置いてある棚なり台なりも同じです。

見せる収納を、美しく見せる収納にするには、設えと手入れが本当に重要になります。