見える収納は、その名の通り、見えるように収納する事が大切です。完全に前から全て見えている必要はありませんが、前のものをどけないと見えない、取れない、という状態では見える収納からは程遠い状態です。

見える収納でもう一つ大切な事は、少しの手間で手に取れるようにする、という事です。

例えば、手前にあるものを出さなくては、後ろのものが取れない、となると、手前のものを一旦置く場所が必要になったり、片手に持ったままもう一方の手で取り出さなくてはいけなくなります。

手前のものを横にずらすだけなら、まだ手間は少ないですが、そうする為には、置き場所の余裕が必要です。ぎちぎちに入れるというのがNGなのは、見える収納でも同じ事です。

ものにはサイズがあります。高さ、奥行き、幅の三次元方向の大きさがあります。

それらに合った収納場所を考えるのは大切な事です。例えば奥行きが浅いものを、奥行きのある押入れに入れると、前と後ろにものを入れる事になりがちで、そうなると後ろのものを取り出す手間が増えたり、どうにかするとそこに置いてあった事を忘れてしまったりします。

奥行きのある場所には奥行きの必要なものを置く。奥行きのある場所に奥行きの無いものを入れる時は、ケースなり棚なりを利用して、奥にあるものがすぐ取り出せるようにする事が必要です。その場合、奥から取り出すようにするなら、キャスター付きのものにするのがお勧めです。

次から、例を挙げて収納の方法を書いていきます。