今日は、リカレントという新宿にある学校であった、照明に関する模擬授業というか、セミナーを受講して来ました。

本当に為になるお話が沢山お聞き出来、伺って良かったと思った1時間半のセミナーでした。

まずは消費電力がとても低く、今良く使われているLEDの話から始まったのですが、青色ダイオードというように、LEDが身体に対する影響があると言われるブルーライトを発しているというお話、そしてそれとは別に、生活を楽しむ為の光の側面に注目をしていきたいというお話から講義は始まりました。

シリウスライティングという会社が、コンペで選ばれてスカイツリーのライトアップをしているというお話が出たのですが、311の前から計画され、場所も東北と東京という事で違うのですが、世界に311の映像が流れた1年後に、スカイツリーの映像が流れた事で、日本という国はすごい、となり、世界中から引き合いが今ある、というお話や、照明を重要視している業界が、とても多くある、というお話等もお聞き出来て楽しかったのですが、やはり一番為になったと思ったのは、お話下さったライティングコンサルタンツ・オフィスの河原先生の手がけた作品とその手法、お客様とのお話の中でお客様の要望を引き出す下りでした。

オフィスKでは照明もコーディネートをお受けしているのですが、建築化照明と言われる造り付けの照明の手法は、職業訓練校で計画を行った事があるのみでしたし、工事を伴う事になるので、費用もかなりかかり、実際に取り入れるにはなかなか敷居が高いと思う事もある為、もっと手軽という事で照明器具の交換や、以前このブログでもお知らせしたLEDキャンドル等を利用したものを主にご紹介してきました。

ただ、一般に売られている照明器具をそのまま使うのではない、その建築化照明の具体的なアイデアがとても素晴らしく、やはりこれはお客様の満足度を高める為には、もっとご提案をしていきたい、と思う事しきりでした。

100Vの電灯は日本と北朝鮮位でしか使っていない、照明後進国というレッテルを貼られている日本ですが、レインボーブリッジのライトアップ等で知られる日本のライティング業界の先駆者である石井幹子さん等のご努力もあり、上記に書いたような世界から引き合いの来る日本の照明業界の現状を知る事が出来たのは本当に有意義でした。

また新しい世界を広げていきたい、と改めて思った一日でした。