世の中には、色々な家、お部屋があります。選べるなら、金額と相談して自分で望む一番良い物件を探すのが一番ですし、もしそう出来ない場合では、その足りない部分をどうすればカバー出来るかを考えていく事が大切かと思います。

内装、インテリアだけで解決出来る事もあれば、大掛かりにリフォーム等の工事が必要となる事もあります。持ち家で予算があればリフォームを、となるでしょうし、賃貸なら、リフォームが出来ないなりに住みやすい環境を作るようと努めるのが、暮らしよい生活を送る秘訣では、と思います。

オフィスKの、最初のお客様になってくれたのは、私の知人でした。

そういう近い関係だったという事もあり、彼女が考えていた新築マンションを買うかどうか、という悩みから始まり、当初は仕事という訳ではなく、友人として物件探しのお手伝いをしていました。

私は自分の家を買った事もありますが、賃貸含め購入の為の知人の家探しに以前から何度か付き合う事があり、その中で自分なりに学んだ事を元に、彼女に候補物件の転売した場合、賃貸に出した場合等のシミュレーションを入れた金銭的な部分も含んだ比較一覧表を作ってあげたりしていました。(余談ですが、この比較シートのひな形や、物件見学のチェックシートは、ファイナンシャルプランナーの方や不動産会社の方からもお褒めを戴き、ちょっと嬉しく思いました)

それらを検討した結果、今の段階では現在の賃貸に住み続ける事が彼女のライフプランには良い、という事になり、彼女からは賃貸で住む今の部屋で気分良く暮らし続ける為のインテリアコーディネートを、と依頼されたのです。

ちょっと話は飛びますが、昔勤めていたニュージーランドのショップでも、勤め始めたばかりの頃、お店の前を掃除している時に道を訊かれてお教えした方が戻っていらっしゃり、高価な指輪を購入下さった事がありました。その接客をさせて戴いた折、その方が海外に住まわれている事、旦那様のお仕事の関係でパーティに参加する事が多く、日本人として正装の着物をお着けになる、というお話をして下さったので、幾つもの候補から「これなら着物にも合わせてお着け戴けます」とお勧めしたところ、一緒に接客していたオーナーに向かい、「彼女の言う事は確かだわ!そう、これなら着物にも合って良いわ!」と絶賛して下さった上に、ご購入戴いたのです。

私の人生の中で、そうやって最初仕事と関係ないところで始まったお付き合いでその方のご相談に乗る事で喜んで戴けて、自分の仕事のチャンスを与えて戴けた、という事が何度かあり、本当にありがたいなぁと思う事がありました。(余談ですが、マンション探しを手伝った中で、自分たちの買うマンションもひょんな事から広告前に見つける事が出来、予算に合った中ではタイミング的にもベストチョイスのマンションを探す事が出来ました。情けは人の為ならず、という言葉を思う事しきりです。)

長くなってしまいましたが、まずは現状を一緒に見せて戴いた上で、ご希望を伺い、その中でどういう事が出来るのか、というご提案をさせて戴ければ嬉しく思います。