先週は、気に入ったものは、(おさいふが許すなら)思い切って買った方が良い、というお話をしてきました。

本当に気に入った時には頑張るのが良い、と思います。

翻ってお家やお部屋も、以前ブログにも書いたように唯一無二ですが、一つだけ普通の品物と違うのは、その金額の大きさです。10,000円のものなら、1.2倍でも12,000円です。2,000円位なら、ちょっと夕食のおかずを安い食材で賄って何日かするとすぐやりくり出来ます。でも、お家やマンションとなると3,000万だとすると、1.2倍では3,600万です。そしてローンで支払う場合は金利がある為、その差額は更に広がります。賃貸だとしても、家賃は毎月支払わなくてはいけません。

私はカナダにいた時にはまだ若く、本当に倹しい生活をしていたのですが、シェアしていたのでダウンタウンの真ん中に古いけれど結構広いお部屋を借りていました。最後には遊びに来てくれていた友達もシェアメートとなり、次に部屋を借りたいという子も一時的に一緒に住んだので、4人で住む事になりましたが、狭さを感じるどころか皆で楽しく過ごせる良い機会でもありました。その上、私の家賃は按分してなんと月190カナダドル!(とても広いリビングの隅にベッドを置いていたので、そこで良いから、と割合を下げて貰いました)その当時のレートだと15000円位でしょうか。皆にその話をすると、あなた、本当にダウンタウンに住んでいるの?!と驚かれました(笑)

翻って、ニュージーランドの時にはシェアは殆どせず、一人暮らしだったのに従妹弟が遊びに来てくれるという事で、良い場所の良い部屋(でもカナダの時より狭いお部屋でした)で出迎えてあげたいということもあり、最初に勤めた英会話学校の副校長に「(私の)家のローンより高い!」とびっくりされる家賃を払っていました。(ちなみに、その金額は確かに私が今自分で払っている、小さい家のローンより高いものでした(笑))それは、今度は1年という限られたワーキングホリデーの滞在なのだから、その間は自分の気に入った場所に住もうと思っていたからです。

気に入った場所で過ごす為に仕事を頑張ろう、と思って仕事も頑張りました。

実際、気に入った場所で過ごしていれば、気分よく過ごせますし、毎日の生活も捗ります。お掃除も楽しくなります。ただ、変動金利で購入すると、金利が上がった時に払えなくなる可能性もあるため、買い時というもの、そしてその手段を他の商品とは全く違った視点からみることが大切かと思います。

今は、2020年の東京オリンピックを控え、どんどん資材の値段も人件費も上がってきています。今でないと買えないのか(年齢によってはローン返済の期間にも影響があります)、それとも待てるのか、その人それぞれの買い時があると思いますが、住宅のような大きな買い物こそ、十分に考えて準備して、調べて、そして決断をしていきたいものです。