何回かにわたり、室内配色について書いてきました。

その中でお話してきた基本は、大きな面積ですぐに替えられないものは、無彩色やベージュ系等の背景色として邪魔にならないものがお勧めという事でした。

そして、小物でアクセントを作るのが良いと書いてきました。

そこで私自身の家ではどのようにしているのか、というのを例としてここで書いておきたいと思います。

丁度、家で使っているIKEAのベッドリネンを、見本のようにお見せ出来る画像がありましたので下記に貼ってみます。

季節により、色を替えて3種類のベッドリネンを使い分けています。左上から初夏から晩夏(5月から9月)に使っているもの、初秋から晩秋(10月から11月)、そして春先から晩春(3月半ばから4月)に使っているもの、そして冬(12月から3月半ば)に使っているものです。

*こちらは以前のブログのエントリーの為、現在は図を1枚のみ上部に掲載しております。

これと同じ位のタイミングで、ソファーの上に置くクッションカバーも色のイメージによって季節毎に替えています。

以前ブログにも書いた事があるかと思うのですが、目からの情報はかなり影響があり、色にはそれぞれの温度感というものがあります。

暑い夏には涼しげな青系、春先や秋口は中間色、そして寒い冬には暖色(もしくは濃色)を使う事により、目からも温度を調節して過ごしやすくするのです。

想像してみて戴ければと思うのですが、上の色のベッドリネンが全く逆の季節に使われていたとしたら、何となく居心地が悪いと思いませんか?

夏に暖色のものは見るからに暑苦しいですし、冬に寒色のものは寒々しいものです。

ベッドリネンは多少大きな面積を占めますが、カーテンや壁紙に比べると金額がお手頃で交換が簡単ですから、お勧めです。また、クッションカバーは更に手軽ですし、何枚か持っていたとしても嵩張らず収納場所も大きくはとりません。

少しの事で、暮らし心地は変わってきます。オフィスKのコピー、"暮らしを ちょっと 気分良く"はそのことを端的にお伝えしたいと思いつけたものです。

皆さまの暮らし心地を、少しでも気分良くするお手伝いが出来れば、と願っております。