リフォームと一言言っても、本当に色々なものがあります。壁紙貼り替えや、住宅設備の入れ替え等がその代表的なものですね。

選ぶ材質にもよりますが、60~70平米のお家であれば、壁紙+フローリングの貼り替えは実は100万程度で出来ます。

住宅設備で言えば、トイレの便器交換を含むトイレリフォームは、安ければ20万位から出来るのです。

お風呂場であれば80万から、そしてキッチンであれば100万から、と考えて戴ければ大まかに計画が立てやすいかと思います。(注:最近は、東京オリンピックの建設ラッシュの為、材料費や人件費が高騰しつつあり、これらよりも高くなる傾向があります。)

ただ、気に入った特定の素材を使いたい(無垢材を使いたい、エコカラットを多用したい、外国製の紙の壁紙を使いたい、布のものを使いたい等)となると金額がその分上がってくるのです。

また、キッチンの場合は人によっては例えば食洗機は使う方と使わない方はっきり分かれる傾向があるので、入れるか入れないかを検討する必要があるのですが、入れるとなると何十万か変わって来てしまいます。

ちなみに、システムキッチンの値段の差は、人工大理石かステンレスかの天板の違いと器具以外では、実は扉材の値段の違いである事が殆どです。これは一級建築士の先生からお聞きしたり、ショールームでお伺いした事で、最初聞いた時にはびっくりしたものでした。

そして、実は一番お安いラインの何倍もする扉材が、その値段の差程のクオリティの違いがあるかというと、そうではないそうです。

例えば汚れ落ちで言えば、殆ど変らないか、もしくは平滑な表面の一番安い扉材と表面に雰囲気を出す為に凸凹の加工をしたものと比べると、さっと拭いて汚れが落ちるのは却って平滑な表面の方だったりもするのだそうです。ただ、やはり値段というのは良くついているもので、お値段のする方は高級感に溢れ、工業製品であっても見ていてほれぼれする事があります。

ところで、水回りの直接水がかかるものは、やはりお値段の張るものの方が手入れも楽で、綺麗さが長持ちする傾向があります。ですから、安く済ませよう、ではなく、どういう生活をしたいか、という事で考える事が大切です。

まずは一旦ここで区切って、続きは次回に書きたいと思います。