今月初めに実家に帰省した、と前々回に書きましたが、その際ちょっとリフォームという視点から改めて実家を見てきました。

主人の転勤の為に今のマンションに越して来て、環境含め概ね満足しているものの、主人が田舎の方が良い(厚木もそう都会ではあ りませんが汗)と以前言っていた事もあり、まだまだ先の話ですが、私の実家に定年後に戻る事も一つの選択肢として考え始めた、とい う事での今回の現地調査でした。

以前のブログで、私の実家は私の父が設計した(正確には父が間取り図を描き、各所の要望を入れ、工務店を経営する知人に図面を引いて貰ったそうです)、と書きましたが、建築やインテリアを学んだ今の私から見ても、結構考えられている間取りであり、配慮の行き届いた細部の仕様でした。

例えば、かなりの高台(Flood mapsで見ても海抜60メートル以上あります)にある割に、私の実家の周辺の家もあらかたそうなのですが、基礎を高くして床下を少なくともGL(Ground Level:地面)900ミリは取っているとい う事です。床下はGLから450ミリを取る事が推奨されているのですが、最近のゲリラ豪雨等の一気に大量の水が出てしまう場合、床下ど ころか床上浸水になる可能性が以前より格段に増えています。

もともとの海抜の低いところや、川が近くにある場所は、更に危険性が高まっているのです。

実は私の今住むマンションも、海抜は高い(約20m)ものの、相模川の近くという事と相対的に周辺より少し低いという事も相俟って、洪水になった場合に50センチから1メートル浸水する可能性がある地域に入っています。先日の急な大雨の時、相模川の川沿いの緑が ある部分が完全に隠れ、護岸のコンクリートしか見えなくなっているのを電車から見て、ちょっとドキドキしました。

私が高所恐怖症という事があり、浸水の可能性も含めいざという時階段で上がっても無理がない高さの部屋を選んだのは、上に行く ほどお値段が高くなるから支払いを無理したくないという理由で下層階を選んだ訳ではないという言い訳の為(笑)だけではなく、この水害を考えての事でした。(エレベーターが使えなくなった時、歩いて上るのが大変かと思って…)

ちょっと長くなりましたので、一旦ここで切って続きは次回に書きます。