今、私の家では少しずつですが植物が増えています。

元々はかなりの面倒くさがりと以前より書いているように、世話をする事が必要な植物、グリーンは元々は私にとって敷居が高いものではありました。

でも、小さいながら自分の家を買った時、トイレや階段の踊り場の窓、浴室の窓の所等に植物を置くようになりました。

その植物-グリーンは小さなものでしたが、ふと目をやるだけでも心を癒し、その場の雰囲気も良くしてくれていました。

今のマンションは他の点にもまして、バルコニーの前が公園になっていて開けているというのがかなりポイントが高く、購入する事にしたのですが、以前のマンションが1階で専用庭があった事に比べると、どうしても身近な緑が少なく感じるという事もあり、少しずつインテリアグリーンを増やしているところです。

ところで、以前のブログで書いた事のある、夏に新居に遊びに来てくれた友人が先週土曜日にまた遊びに来てくれました。

遊びというか、前回来た時に相談に乗っていた、家を買うという事に関して相談にきてくれたのです。

"インテリアコーディネーターというより不動産屋さん"と知人の一人に言われた事が以前あった位に、自分の家を買う時は勿論、買った後でも建築関係は元より不動産関係にも興味があって色々調べた事があり、彼女がそうやって相談に来るなら、と思ってAMAZONで高評価の中古住宅購入の為の本(11人評価で☆4.8)を買って読んでみましたが、ほぼ知っている事だった、と彼女に話したら調べものが好きなあなたらしい 、と笑われました。

閑話休題。その彼女が約半年ぶりに来て最初に言ったのが、部屋に植物が増えている、という事でした。

彼女はとても感性が豊かで細かいところに気付く人なので、流石だなぁと思ったのですけれど、多分大物植物も小物植物も夏の頃と比べると1.5倍位の数になっているので、分かりやすいという事もあったのかもしれません(笑)

そのグリーンですが、本物の植物とフェイクグリーンという大きく分けて2つのものがあります。

またもや風水を持ち出すのは何ですが、風水ではフェイクグリーン(フェイクフラワー)、ドライフラワーは良くないと言われています。

風水は統計学、という観点から言うと、フェイクのものは殆どが樹脂でできており、静電気を帯電し易く埃を呼びやすいので、ダニ等が繁殖し易くなり、私のようにハウスダストアレルギーでなくとも健康に良くないという事もあるのかも、と思っています。ドライフラワーも元は生きていたものでも、乾燥してしまって埃が付きやすいという点では同じことになるのでしょう。

本物のグリーンでも大きな葉っぱの観葉植物は葉の裏を拭いてあげたりという一手間を、害虫予防の為にかける必要があるのですけれど、埃を呼びやすいフェイクグリーン、フェイクフラワーは猶更拭く事が大事になるかと思います。(ドライフラワーは拭く事も出来ません汗)細かい葉のものであれば、拭くのが大変になりますから、洗えるようなものにする事が良いかと思います。

植物を枯らしてしまいがち、という方がどうしても部屋に緑をと思うならば、彩りを部屋にもたらす為、と割り切ってフェイクグリーンやフェイクフラワーを置くのも可と思いますが、やはり水やりさえもなかなか出来ないという忙しい方だと、どうしても拭き掃除も出来ないという事になりがちかと思いますので、やはり出来れば本物のグリーンを置く事をお勧めしたいと思います。

私が新卒で事務職として就職したのは、ある損害保険会社だったのですが、そこもかなり忙しく、水をやり忘れてしまって枯れてしまった鉢植えの植物を見た先輩が「うち(の会社)は植物も育たない」と自虐的に仰った事があり、学生時代に先生方に可愛がられ、乳母日傘で育ってきて社会や仕事の厳しさに打ちのめされていた私は、悲しい思いをしてその言葉を聞いたものでした。

どんなに忙しくても緑に水をあげる気持ちの余裕は失わないでいたい、とあれから30年近くが経とうとしている今も思う事です。

オフィスKでは、お客様のご希望に沿うインテリア計画をご提案するのは勿論ですが、お客様自身が手入れのし易く、生活し易い設えをご提案するようにしています。その中でグリーン、観葉植物をご提案する事も多いのは、そういう気持ちがあるからかもしれません。

手入れをする手間よりも、もっと多くのものを植物たちが与えてくれる、そんな気がします。

*以前のブログでのエントリーの為、現在図は1枚のみ上部に掲載しております。

上の写真は部屋の隅に置いているモンステラの鉢です。灯りは以前ブログに書いたIKEAで買ったランプで、当初間違えて60Wの電球を買っていたのを、元々別のライティングに使っていたものと交換してみたら丁度良い明るさになりました。交換した先は、少し明るすぎるかなぁと思ったものの、距離を少し離す事で良い雰囲気になりました。折角買ったものを無駄にする事なくできたので、嬉しい事でした。