2016.11.25ブログ
経済的な注文住宅とは
今週は思わぬ雪に見舞われましたね。
先週、戸建てに関する講習会に参加したとブログに書いたのですが、その時のお話の続きを書こうと思います。
こうやって雪が降ったりで寒くなると、断熱の大切さを改めて感じますが、先週書いたのは主に断熱性能に関しての事でした。
今日は経済的に注文住宅を建てる事について書いていきます。
さて、先日の講習会で一通りの説明が終わった後、講師の方がホワイトボードに簡単な3つの図面を描いて、どれが一番好きですか、と質問なさいました。
その3つとは、10メートル四方の正方形、5メートルと20メートルの長方形、そして5メートル四方の部屋が4つL字型に組み合わさった図面でした。
計算してみると分かるのですが、それぞれ100平米の間取りとなっています。(10*10、5*20、5*5*4はそれぞれ100平米です)
以前こちらのブログで書いたように、地震に一番強いのは正方形の牛乳パックのような家です。そして同じ面積であれば円が一番周りの長さが短いという事でもお分かりの通り、上記3つで一番周辺の長さが短いのも正方形です。
家で言うと、外壁の長さが一番短く、同じ面積でもその分コストが掛かりません。
という事で、さっと手を挙げて正方形と答えて、理由を聞かれた時に「地震に一番強くて一番費用が掛からないから」と答えて講師の方を苦笑させてしまう事になってしまいました(汗)
苦笑されたように、一見同じように見える家でも、かかる費用に違いが出て来るのですが、一般的にはちょっと凸凹があった方が感じが良く見えるので、通常は長方形やL字型、と言われるはずなのです(それを期待しての質問)だったのに、さっさと答えてしまった空気の読めない私でした(汗)。
また、それ以外にも一般的に使われる建材のサイズである240センチのモジュール(単位)を使うのが、一番無駄がなく金額が抑えられるというお話もして下さいました。
これは、高さに関するお話で、天井高が240センチが一番コストが掛からないという事なのです。
私が住環境計画科という職業訓練校で学んだ時は、横の長さ(梁等)のモジュールで8畳間が一番効率が良い、と一級建築士の先生に教えて戴いた事があります。
つまり、正方形の、8畳間の組み合わせで240センチの天井高の家を建てるのが、同じ面積だとしても金額的に一番掛からず、尚且つ地震にも強い(窓の取り方等で違いが出てきますので、これが全てではありません)家が出来るのです。
窓や建具もそうで、それぞれモジュール以外のサイズを付けようとすると特注になり、かなり金額が上がってしまいます。
建売やマンションが注文住宅より手頃なのは、モジュールが多少違っても、大量買い付けで同じ部材を仕入れて使う事が出来るからです。
逆に言えば、上記のようなシンプルな形状にして、注文住宅でもモジュールに沿ったものを使えばそんなに高くはなりません。
地震に強く、夏も冬も外の気温に左右されない健康的な家を、手頃な値段で建てる事は決して夢ではないのです。
そうやって、しっかりとした建物を建てて、適切なメンテナンスをする事で、中のインテリアや、時には間取りを変えて長く住めるようにするのが、これからの日本の住宅に求められる事かと思います。
インテリアのみならず”暮らしを・ちょっと・気分よく”過ごす為のアイデアを、これからもご紹介出来ればと思っています。
先週、戸建てに関する講習会に参加したとブログに書いたのですが、その時のお話の続きを書こうと思います。
こうやって雪が降ったりで寒くなると、断熱の大切さを改めて感じますが、先週書いたのは主に断熱性能に関しての事でした。
今日は経済的に注文住宅を建てる事について書いていきます。
さて、先日の講習会で一通りの説明が終わった後、講師の方がホワイトボードに簡単な3つの図面を描いて、どれが一番好きですか、と質問なさいました。
その3つとは、10メートル四方の正方形、5メートルと20メートルの長方形、そして5メートル四方の部屋が4つL字型に組み合わさった図面でした。
計算してみると分かるのですが、それぞれ100平米の間取りとなっています。(10*10、5*20、5*5*4はそれぞれ100平米です)
以前こちらのブログで書いたように、地震に一番強いのは正方形の牛乳パックのような家です。そして同じ面積であれば円が一番周りの長さが短いという事でもお分かりの通り、上記3つで一番周辺の長さが短いのも正方形です。
家で言うと、外壁の長さが一番短く、同じ面積でもその分コストが掛かりません。
という事で、さっと手を挙げて正方形と答えて、理由を聞かれた時に「地震に一番強くて一番費用が掛からないから」と答えて講師の方を苦笑させてしまう事になってしまいました(汗)
苦笑されたように、一見同じように見える家でも、かかる費用に違いが出て来るのですが、一般的にはちょっと凸凹があった方が感じが良く見えるので、通常は長方形やL字型、と言われるはずなのです(それを期待しての質問)だったのに、さっさと答えてしまった空気の読めない私でした(汗)。
また、それ以外にも一般的に使われる建材のサイズである240センチのモジュール(単位)を使うのが、一番無駄がなく金額が抑えられるというお話もして下さいました。
これは、高さに関するお話で、天井高が240センチが一番コストが掛からないという事なのです。
私が住環境計画科という職業訓練校で学んだ時は、横の長さ(梁等)のモジュールで8畳間が一番効率が良い、と一級建築士の先生に教えて戴いた事があります。
つまり、正方形の、8畳間の組み合わせで240センチの天井高の家を建てるのが、同じ面積だとしても金額的に一番掛からず、尚且つ地震にも強い(窓の取り方等で違いが出てきますので、これが全てではありません)家が出来るのです。
窓や建具もそうで、それぞれモジュール以外のサイズを付けようとすると特注になり、かなり金額が上がってしまいます。
建売やマンションが注文住宅より手頃なのは、モジュールが多少違っても、大量買い付けで同じ部材を仕入れて使う事が出来るからです。
逆に言えば、上記のようなシンプルな形状にして、注文住宅でもモジュールに沿ったものを使えばそんなに高くはなりません。
地震に強く、夏も冬も外の気温に左右されない健康的な家を、手頃な値段で建てる事は決して夢ではないのです。
そうやって、しっかりとした建物を建てて、適切なメンテナンスをする事で、中のインテリアや、時には間取りを変えて長く住めるようにするのが、これからの日本の住宅に求められる事かと思います。
インテリアのみならず”暮らしを・ちょっと・気分よく”過ごす為のアイデアを、これからもご紹介出来ればと思っています。
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