今、オフィスKの事務所兼自宅であるマンションは、竣工2年目を前に共有部点検を行っています。

これは、マンション管理組合理事長勉強会「RJC48」に参加する中で、竣工後2年で無料補修の期限が切れる項目がかなりある、という事を知った為、理事会で提案して臨時総会で可決して貰って、コンサルタントを導入して内覧会の際にはチェック出来なかった共有部をチェックし、それを補修して貰うようにしたのです。

というのも、専有部(個々の部屋の中)及び専用使用部(ベランダ)等しか入居前の内覧会ではチェックしておらず、実は建物の寿命に一番影響を与える(外皮にあたる)共有部がおざなりになっているからなのです。

先日の火曜日が初日で、今日金曜日が二日目でした。明後日の日曜日とまたもう一日使って、共用部である廊下部分や地下ピットを確認します。

そして、その他に専用使用部であるベランダも、一部立ち入りをさせて戴き、点検して貰っています。

私がこの点検の言い出しっぺだという事もあり、初日から検査に立ち会っているのですが、初日は1戸を除き、訪問したお部屋に一緒に立ち入りさせて戴きました。

今日の立ち入り検査は全戸入らせて戴き、地下ピットは有毒ガス等の危険もあるかもとの事で雪がちらついていたのですが、外で待っていました。

かなり出来が良い、と仰って戴いたこのマンションですが、大きなものではないものの外壁のヒビが見つかったり、人の目が余り無い集会室は何十か所もの修正箇所が見つかり、やはりプロをお願いして良かったと改めて思いました。

さて、その専有部立ち入りの際に思った事ですが、やはりマンションというのは出来合いの間取りの中から選ぶという事がある為、収納が少ない事に悩むご家族がかなりある事が分かりました。

私は以前もブログで書いたように荷物がかなり多い為、壁面収納等を入居前に導入したお陰で表に荷物が殆ど出ていないのですが、そうでないと大変な事になっていたと思います。

収納率は8%は無いと(可能であれば10%)、と言われますが、その収納率というのは床から天井まである収納部分での計算ですので、今よくある吊戸棚やカウンター下収納では、面積計算で本来なら半分以下にしなくてはいけないのです。

戸建てと違い、ロフトや地下室等で容積率に入らない部屋を作る事の出来ないマンションには、やはり収納は大きな問題です。

それらの問題を、少しでも解決できるようにこれからも努めていきたいと思っています。