先日ご紹介した、Pinterestのインテリアのテイストの中には色々なものがありますが、敢えて入れなかったテイストがあります。

それは、エクレクティック(折衷)というテイストです。

どのようなものかを説明するよりは、先日書いたように実際にそのイメージを見て戴いた方が早いかもしれませんね。

Pinterestでエクレクティック、リビングルームというキーワードで検索したものがこちらです。

一言で説明すると、色々なテイストを組み合わせたもの、折衷したもの、となります。

さて、何故私がこのエクレクティックをお客様に提示しなかったかと言うと、統一感がある部屋は落ち着くから(≒色々なものが混じっていると疲れるから)、という事があります。

また、エクレクティックにはセンスがかなり必要 である、という事もあります。

私達プロがインテリアコーディネートをした後に、お客様ご自身がご自分で何か追加したい、という時に、テイストが定まっていると楽なのですが、エクレクティックのように折衷のものにしていると、とても微妙なバランスでまとまっているインテリアなので、その追加がかなり難しくなってしまうからです。

私、オフィスKのキャッチフレーズは"暮らしを・ちょっと・気分よく"という事であり、インテリアコーディネートは、その暮らしを気分よくする為にあると思っています。

ですから、マンション等のモデルルームとは異なり、生活していく方が、少しずつご自分で替えていく余地がある方が良いと思っています。

その為、難易度の高いエクレクティックスタイルを外している、という事があります。

インテリアは、そこに暮らす人がいてこそ、です。

"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいな、と思った時、オフィスKを思い出して戴けますと幸甚です。