寒さが少しずつまして来たのですが、晴れると気分が良いですね。

さて、先日Webで見つけた記事がとても興味深かったのでご紹介致します。

インヴァランスというマンション開発会社さんが、約2年前から不動産投資をサポートするアプリ「alyssa.(アリッサ)」の開発を始めているそうですが、それはスマートフォンアプリからカーテンの開閉、照明のオン、オフ、お風呂のお湯はりといった、日常の動作をサポートする仕組みを整えているものなのだそうです。

2016年末ベータ版をリリースし、2017年2月に正式版が登場。現在、都内のマンション500世帯に導入しているとの事で、「アリッサ搭載マンションに住んでいる人のうち、アクティブユーザーは92％。かなりの確率で使っていただいてることがわかった。いずれもマンションの設計段階から導入しているため、IoT照明に合わせた照明器具の設置など、細かなところにも気を配っている。ガス周りの機器まで一括操作できるのは、新築物件ならでは」とのコメントにあるように、92％というアクティブユーザーの高さも手伝い、今後は住民とオーナー、管理会社などをつなぐコミュニケーションツールとしての機能の導入も計画していらっしゃるそうです。「更新手続きや各種案内など、紙が主流となっているこの間のやり取りをデジタル化したい。メールは見なくても、毎日使うアプリのプッシュ通知なら見られる可能性が格段に高くなる」との事で、益々便利になるようです。

なお、この会社さんは自社開発のアリッサを開発、運営する一方、10月には米国のAI開発ベンチャー企業「Brain of Things（BoT）」への出資を発表しており、そのBoTは、AIスマートハウス「CASPAR（キャスパー）」を提供し、米国で200戸の導入が進んでいるそうです。

この米BoT製「CASPAR」という機器は、住居内に設置した、振動、動き、紫外線、温度、湿度、照度を測定できるセンサから、人がどこにいて、何をしているのかを認識し、マイクも備え生活音を集音しているほか、壁に内蔵したスピーカを通して音声操作が可能との事ですが、そのすごさは学習能力で、例えば起床後カーテンを全開にはせず半開にしていると、人が起床したことを認識し、カーテンを半分だけ開ける、夜中に水を飲むために起きることが続くと、キッチンの照明を明るさを抑えてつける、といった住民の暮らしに合わせたスマートハウスを構築できるのだそうです。

インヴァランスのスタッフが、CASPARを導入した一室で暮らしたところ、約3日で住民の暮らしの“くせ”を理解し、それに合わせたサポートをするようになったといいます。

「1日に人間が住居内でするアクションは90程度といわれていて、そのうちの80％くらいはCASPARが代わりにやってくれるようになる。これが普及すれば、スイッチを押さない生活が実現できる」なんて、子供の頃に読んでいたSF小説のような生活が、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。

こういう機器はとても小さく出来ている事が多く、インテリアの邪魔をせず、人のサポートをしてくれるのですから、来春発売になるそうですが、早く一般的に実用化されれば良いな、と思いました。

暮らしは、ちょっとしたことで楽しく、過ごしやすくなります。

オフィスKでは、このような最先端の製品等の情報も含め、お客様にご提案しております。

"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいな、と思った時、お声掛け戴けますと幸いです。