今日で8月も終わりですね。

もう1年も三分の二が過ぎようとしていますが、皆さまは新年に立てた1年の計は着実に進んでいらっしゃいますでしょうか。

私、オフィスKは無事に卒業することが大きな目標なのですが、進捗状況は一進一退という感じで、そろそろ本腰を入れてスパートを掛けなくては、と思っているところです。

さて、そのスパートを掛けるものの中でも卒業研究は大きな課題の一つです。

普通は新しい建物を計画するのでしょうが、私はリノベーションにとても興味がある為、卒業研究でも建物の再生を取り上げています。

そして、コンクリートよりも木が好きな素材という事もあり、木質を使った案を考えているところです。

木はその風合いが素敵なのですが、雨風の吹き曝しの場所ではどうしても劣化してしまいます。

ですから、当初劣化した時には部材の入れ替えを含めての計画を立てていたのですが、調べている内に液体ガラスというものがあり、それを塗布する事で飛躍的に木質の持ちが良くなるらしい、という事を知りました。

この液体ガラス、まだ広く知られていないこともあり、情報が限られている為今度のゼミで先生にご相談してみようかと思っているのですが、私が一番の利点と思うのは、後からでも適用出来るという点です。

表面に塗布するだけで防水や防汚が出来、尚且つ綺麗な状態を長く保つことが出来るというのです。

最初考えていた卒業研究のテーマも木質の建築物でしたし、その次に思いついたのが既存の建築物の修繕に関することだったので、今のテーマの建物の再生を含めて全てに適用出来そうな素材だと思っています。

そして、ガラスは無機物であり、匂いや毒性も無い為、外装だけではなく内装にも使い易いようです。

卒業研究のみならず、実際の業務に利用できるかも、と期待しつつ、調査を続けていこうと思っています。

大事に使っていても経年で色が褪せたりキズが付いたりするのは仕方ない事ですが、新しい技術でそれを少しでも減らすことが出来れば何よりだと思います。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいな、と思った時、オフィスKを思い出して戴けますと幸甚です。