2018.11.30ブログ
リフォームと建物の寿命
こんばんは。
11月も末なのに、今年は寒さが余り厳しくならないですね。
それでも明日から12月という事で、やはり暖かく上着を羽織らなくては外には出られません。
さて、昨年4月に編入学した大学の建築学科で卒業研究を取っているのですが、12月には中間発表があるのでかなり追い込みの時期になってきました。
建築学科に限らないのかもしれませんが、私が編入学した年から卒業研究が必須科目ではなくなったようです。
その為、選択する方も前年までの半分以下になったとの事で、ゼミに参加する方もかなり遠方(東京の会場でゼミがあるのですが、神戸や名古屋、青森、岩手と本当に色々な場所)から集まって来るのですが、その為か全員が集まったのは最初のゼミだけというこじんまりとしたゼミになっています。
さて、建築学科の卒業研究というと、かなり大規模な公共建築等が主に対象として選択されるのが殆どなのですが、今回私が選んだのは今住む街、厚木の再生の為の現存する建物を活用するというものです。
これは、私オフィスKのモットーの一つである、今あるものを活かす、という事の延長でもあります。
建物自体は躯体を活かすのですが、コンセプトだけでは卒業研究にならない事もあり、そのコンセプトをサポートする為のプラスのものを加える事にしました。
それが上記の写真で表現してあるものです。
近くを流れる相模川の流れを表す木のルーバーと、建物を繋ぐアーケードの屋根にもなるベランダのような2階の歩道とその手すりです。
このルーバーと手すりを如何に模型に表現するかが今とても悩ましく思っているところです。
さて、閑話休題、中古を買ってリフォームをする事が今少しずつメジャーになってきますが、まだまだ新築が日本では好まれています。
それは、中古はあとどれ位持つのかが分からない、隠れた瑕疵があるかもしれない、という心配があるからのようです。
基本的に、RC(鉄筋コンクリート造)で配管等を躯体に塗り込んでいない限りは電気配線や上下水/ガス配管を交換する事は難しくないので、長く使う為に一番必要な事はRCでも木造でも、基礎や躯体自体がしっかりしている事です。
コンクリートを使うRC等の場合、川砂が使われている事が必須なのですが、粗造された時代には塩分を含む海砂が使われた事があり、その場合は例外として基本的にはRCでは60-80年位は使えるようです。
今の基準であれば、適切な補修をする事を前提とすれば100年は持つと一級建築士の方も仰っています。
木造に関しては、世界最古の木造建築である法隆寺等1000年以上持っている事を考えれば、良い材料を使い、水などの影響を上手に避け、適切な手入れをすれば人の人生よりも長く使える事になります。
折角の材料や大工さん達の仕事で作られる建物、少しでも長く使えるように大切にしていきたいと思います。
11月も末なのに、今年は寒さが余り厳しくならないですね。
それでも明日から12月という事で、やはり暖かく上着を羽織らなくては外には出られません。
さて、昨年4月に編入学した大学の建築学科で卒業研究を取っているのですが、12月には中間発表があるのでかなり追い込みの時期になってきました。
建築学科に限らないのかもしれませんが、私が編入学した年から卒業研究が必須科目ではなくなったようです。
その為、選択する方も前年までの半分以下になったとの事で、ゼミに参加する方もかなり遠方(東京の会場でゼミがあるのですが、神戸や名古屋、青森、岩手と本当に色々な場所)から集まって来るのですが、その為か全員が集まったのは最初のゼミだけというこじんまりとしたゼミになっています。
さて、建築学科の卒業研究というと、かなり大規模な公共建築等が主に対象として選択されるのが殆どなのですが、今回私が選んだのは今住む街、厚木の再生の為の現存する建物を活用するというものです。
これは、私オフィスKのモットーの一つである、今あるものを活かす、という事の延長でもあります。
Office K [オフィスK] - 住まいの写真はこちら - Houzz
建物自体は躯体を活かすのですが、コンセプトだけでは卒業研究にならない事もあり、そのコンセプトをサポートする為のプラスのものを加える事にしました。
それが上記の写真で表現してあるものです。
近くを流れる相模川の流れを表す木のルーバーと、建物を繋ぐアーケードの屋根にもなるベランダのような2階の歩道とその手すりです。
このルーバーと手すりを如何に模型に表現するかが今とても悩ましく思っているところです。
さて、閑話休題、中古を買ってリフォームをする事が今少しずつメジャーになってきますが、まだまだ新築が日本では好まれています。
それは、中古はあとどれ位持つのかが分からない、隠れた瑕疵があるかもしれない、という心配があるからのようです。
基本的に、RC(鉄筋コンクリート造)で配管等を躯体に塗り込んでいない限りは電気配線や上下水/ガス配管を交換する事は難しくないので、長く使う為に一番必要な事はRCでも木造でも、基礎や躯体自体がしっかりしている事です。
コンクリートを使うRC等の場合、川砂が使われている事が必須なのですが、粗造された時代には塩分を含む海砂が使われた事があり、その場合は例外として基本的にはRCでは60-80年位は使えるようです。
今の基準であれば、適切な補修をする事を前提とすれば100年は持つと一級建築士の方も仰っています。
木造に関しては、世界最古の木造建築である法隆寺等1000年以上持っている事を考えれば、良い材料を使い、水などの影響を上手に避け、適切な手入れをすれば人の人生よりも長く使える事になります。
折角の材料や大工さん達の仕事で作られる建物、少しでも長く使えるように大切にしていきたいと思います。
ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。
"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいな、と思った時、オフィスKを思い出して戴けますと幸甚です。
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