桜も咲いたのに、急に寒さが戻って雪が降ったりと忙しい一週間でしたね。

雪の中で咲く桜の映像をTVで見ましたが、真っ白の中に咲く薄ピンクの桜は美しいものの、寒そうで可哀相な気がしました。

さて、今日は”インテリアに大切なものは色?それともデザイン?”という事について書いていきたいと思います。

インテリアを構成するのは壁や床、建具、家具、小物等色々ありますが、それらを選ぶ時に何を大切にするか、という事を改めて考えてみました。

一番大事なのはやはり質ではあるのですが(耐久性、耐摩耗性、機能性等)それは建築物として考えた時の最低限の事なので、その次にインテリアとして何を押さえておくのが良いか、となると色(配色)とデザイン(意匠)の二つになるかなと思います。

それらは両方とも大切な要素なのですが、極論としてどちらを優先した方が良いかと考えた時、全体のバランスを含めて考えると意匠も勿論大切ですが、全体の印象を決めるのは配色の方が影響が大きいのでは、とオフィスKは考えます。

機能が一番と最初に書いたように、機能を追求するとある程度の形状が決まってくるという事があります。
機能を追求したものは美しい、と言われることもある程です。
ですから、特段デザイン性の高いものにはならなくとも、形やデザインは機能がしっかりしていれば、そこまでおかしなものは無いものです。

翻って配色のバランスを考えないと、目に煩いインテリアとなってしまうという事があります。
目から入ってくる情報は8割以上を占めるという説もありますが、目に煩い配色の中で暮らしていくことは精神的にも辛いものがあります。

極端な例えですが、真っ赤な床、緑色の天井、青の家具、黄色の照明、黒の壁という部屋があったとしたら、それぞれのデザインが美しいものだったとしても、数分もしない内に落ち着かなくなって部屋を出ていきたくなるかもしれません。

デザインは個別でも判断出来ますが、配色は全体のバランスを見る事が大切です。
ですから、オフィスKでは3Dでの部屋のイメージを配色も含めてご提示し、出来るだけ全体の雰囲気を事前に見て戴けるようにとしております。(*直接太陽光が入る事が殆ど無い室内の色の常として、例えば白も少しグレーがかった色味に表示されてしまうというところはありますので、一日の中のある時間を切り取ったものと考えて戴ければと思います。)

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいな、と思った時、オフィスKを思い出して戴けますと幸甚です。