今週は九州地方は大雨に祟られましたね。
私オフィスKの実家のある鹿児島市も全市避難勧告が出る程でした。
高台にあるので心配はしていなかったのですが、念の為調べてみたら標高85メートルとの事で、実家が水害に遭うようだったら日本の殆どの住宅地は沈んでいるな、と思い、変な安心をしてしまいました(苦笑)。
何にしろ、災害の多い日本、住まいの安全には気を付けたいものですね。

さて、先日久しぶりにIKEAに行ってみたのですが、その時に思ったのが、やはり小物等の大きさの事でした。
素敵なデザインのものがいつもながら沢山あるのですけれど、例えば額であったり、ボウルであったり、良いなぁと思っても、よくよく考えてみるとかなりの大きさで、仕事場でもある、SOHOとして使っている70㎡程の自宅に実際に置いたとしたら、場所を取ったりで使い辛いだろうな、と思い結局小物という名前通り、本当に小さなものばかりを少し買って帰る事になりました。

これは、IKEAがスウェーデン発祥のお店だからだろうといつも感じます。
フィンランドを除く北欧の人達はとても身長が高く、私の知人のスウェーデン人の血を引く方も女性ですがとても背が高い為、彼女の家のキッチンを使うと台のその高さに四苦八苦する事があります。

ちなみに、彼女はスウェーデンのシステムキッチンを日本に紹介する為に高島屋にモデルルームを作った時の担当者だったとの事で、その時の苦労話や面白い話を聞いた事がありました。
とてもセンスが良いので、私がインテリアコーディネーター資格を取って仕事を始めるの、と話したら「私が自宅で自分の為にやっているような事で、お金を貰うの?!」とびっくりされた事もありました(笑)

さて、そんな大柄な人が多い国では、家のサイズもそれ相応に大きい事が多いものです。
ですから、輸入キッチン等はかなりの大きさの面積を用意しないと入らない、という事になります。

日本の都会は地価が高いので、それだけの面積をキッチン一つに使うというのはかなりの贅沢にはなります。
そして、何より体格の違いがあるのでキッチン高さの調整等が出来ないと、輸入キッチンが宝の持ち腐れになってしまいます。(実はドラマや映画に出て来るような綺麗なキッチンは、料理を余りせずレンジでチンというのが殆どで飾りみたいになっている家庭も多いと聞いた事がありました…。イギリスに十数年住んでいたという知人曰く、キッチンが汚れるからホットミールは週に1度とかが普通だったとか。)

閑話休題。やはり、その国の大きさ、その国に住む人にあった大きさが、製品には反映されるので、一見素敵、と思っても、冷静に「家に持って帰ったらどうなるのか」という事を考えてから購入するのがお勧めです。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。