南九州は梅雨明けとなったようですが、関東はここ最近週末がいつも雨という残念な梅雨空が続いています。
でも、きっともう少しすると梅雨も明け、そして今度は暑い暑い夏が始まるのでしょう。

さて、今日は照明の流行り色々という事で書いていきたいと思います。
照明はその場所に相応しい形や色があるのですが、その中でも鉄則として「照明は発光体が直接目に入らないように」という事がありました。
というのも、ろうそく等の灯りと異なり、電気で灯す照明は広く明るさを届ける為に、発光体がとても明るく、直接見ると眩しい程だからです。
職場等でよく使われる蛍光灯はそのままですが、それは棒状で一か所が明るい訳ではなく、面積が広い分、光が直接目に入ったとしてもそこまでは眩しくないからこそ、あのデザインなのです。

それに対し、白熱灯は黄色っぽい色味で温かみはあるものの、一か所から光を発光する為直接見ると眩しく感じる事が殆どです。
昔の裸電球というのは、照度も低いものが多かったので成立していたのでしょう。

ルイスポールセンの名作、PH5シリーズは1958年発表以来愛され続けている不朽の名作ですが、この照明の一番の特徴は、あの美しいデザインが実はどこから眺めても電球のまぶしい光を直接見る事がないのに、シェードの形と素材のお蔭でとても明るく部屋を照らせるからなのです。

ところが、今はむき出しの大きめの電球をそのまま見せるデザインの照明が人気です。
レトロっぽいところと、温かみのある白熱灯の色が好まれているのですが、これは上に書いた照明の鉄則の真逆を行っています。
とてもおしゃれなので、私もホームバリューアップの際に取り入れたりもするのですが、お客様にお勧めする時にはちょっと考える事も多いものです。
年齢を重ねてくると眩しさを感じやすくなる、という特性があるからなのです。
ですから、今の流行りのあの電球そのままの照明は、若い方限定にしておいた方が良いでしょう。
オフィスKのSOHO事務所のある厚木であれば、大学が幾つもあり若い方も多いので、取り入れ易いですね。

インテリアの中でも特にデザイン性と共に機能を期待される照明。それぞれの部屋の雰囲気に合うという事もですが、機能をしっかり押さえた上で、選ぶ事が大切になります。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。