先日、ちきりんさんの講演に当選した、と書いたのですが、その後援会に先日の日曜日お伺いしてきました。

お話がとても理路整然としつつとても分かり易く、さすがαブロガーさんだな、と改めて感動したのですけれど、ちきりんさんのお話と同じ位に感動したのが挽き板という、その講演会を主催なさったウッドワンさんの主力製品の魅力でした。

名前は知っていたものの、ちきりんさんがお話の中で仰っていたように、木には無垢とそうでないものという二つのものに分かれているというイメージが私オフィスKの中にもあり、よくある突板は薄く木を削いで上に貼ったものという事で、手に直接触れない部分には良いもののその薄さ故剥がれて来たりしてみっともなくなる、というイメージを持っていました。
勿論突板の良さはあり、無垢では重くなり過ぎて使い勝手の悪くなる室内扉には、取っ手が付いているという事もあり、直接手に触れない事が殆どなので突板はその利点を活かせるのです。
また、無垢では今人気の幅広のものでは反りが出易い為床暖房に使えないという事がありますが、突板そして挽き板なら幅広のものでも大丈夫です。

翻って挽き板ですが、突板が薄く剥ぐ為に突いて作る(木材を薄く0.2-0.6mm程度の厚さにスライス)のに対し、のこぎりで挽いて作る(だから”挽き”板、なのだそうです。厚さ2mmで木材が突板の約3~10倍の厚み)為、ある程度の厚みを持つ事で木の風合いが無垢に負けない程豊かにあります。
その証拠として、どれが無垢で、どれが突板で、どれが挽き板で、どれがシートかと当てるクイズがあったのですが、私をはじめ殆どの方が外れてしまう位に見分けが付かなかったのが、挽き板でした。
何を隠そう、挽き板を高級無垢と勘違いしてしまったのは私です…。

何より、無垢では十分に乾燥させたりしても割れが出来たり、暴れるという表現をするのですがそってきたりと使いこなすのが難しいところを、先週のブログで書いたように素材を積層する(シートはもとより突板も、挽き板も、その下は別の素材です)事によりそういうマイナス面をカバーする事も出来るのです。

クイズの時にお隣にいらしたちきりんさんが、この質感だったら挽き板が良くない?と私に話しかけて下さったのも嬉しい出来事でした。

インテリアコーディネーターとして活動してきつつも、挽き板の魅力に今迄気付かずにいたのですが、本当に良い機会となりました。

これからも学んでいかなくては、と改めて思った一日となりました。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。