2月に入り、また寒い日が続いています。
オフィスKのSOHOがある神奈川県では世界を周る豪華客船で旅客の一部が感染症に感染したとの事で着岸が出来ず、横浜の沖に停泊しているとの事ですが、それも寒さと乾燥でウィルスが活動し易くなっている為かと思います。
折角の船旅ですし詰めになっている旅客の方々が、本当においたわしい事です…。

客船に限らず、人工的なものの中に閉じ込められるというのは人間誰しも嫌なものかと思います。
そして、自然の中にいる事でリフレッシュが出来るのも、皆さま実感した事が多い事でしょう。

生きているものへの愛好が、生まれ育って後天的に学ばれる以前より、人間や動物は自然界の一部を好む性質を先天的に持つのではないか、という仮説があるそうです。
それをバイオフィリア(Biophilia)と呼ぶそうです。(仮説ですのでバイオフィリア仮説とも言うそうです)
バイオ(Bio)＝生命・生き物・自然という用語に、フィリア(philia)愛好、趣味という言葉を付けた造語との事ですが、この考え方が今、多くの人が長い時間を過ごすオフィスにも取り入れられつつあります。

オフィスに緑を取り入れる事で、「幸福度の向上」「生産性の向上」「創造性の向上」が期待できるという事が研究されています。
オフィスで自然と接する機会がない人に比べ、自然と接する機会がある人のほうが幸福度が15%高いという結果が出ているそうです。また、観葉植物の設置や積極的に日光を取り入れているオフィスのほうが、そうではないオフィスに比べて生産性が6%、創造性が15%高いことも報告されているとの事。

先日某IT系のオフィスにお伺いする事があったのですが、そこには緑が溢れかえっていました。
全てが本物のグリーンという訳ではなく、アーティフィシャル(人工的)なもののようでしたが、壁一面が緑に覆われているのは圧巻でした。

昔精神科医という方とお話をした時、心を病んで来院するのはITエンジニアが多いという話を聞いた事があったのですが、一日中オフィスに篭り、ずっとディスプレイを見ているのでは気持ちの切り替えも出来ないだろうと思います。
ですから、そのIT系のオフィスはその対策としてオフィス中にグリーンを置いたのでは、と思いました。

オフィスだけではなく、勿論家庭でも緑が目に入る環境は生活に彩りを与えてくれます。
ほんの小さなものでも良いのです。忙しすぎて手入れが、と思われるのであれば、造花ならぬ造草、木でも良いと思います。ただ、埃がかぶってしまっては台無しなので、やはりはたきをかけたり布巾でやさしく拭いてあげると良いと思います。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。