空梅雨かと思っていたら大雨で洪水になったりと、今年はまた気象が落ち着かない梅雨になっています。そういう折りという事もあり、気になった記事があったのでご紹介したいと思います。

最近大家さんとのお付き合いが増えており、新築でマンションを建てた方や中古の戸建てやアパートを購入してリノベーションをなさる方等ご相談を受ける事が増えて来ました。

皆さんの一番の関心は、いかに入居者さんに喜んで戴けるか(それも余り金額を掛けず)という事です。
その為のアイデアを私も色々探してお伝えしているのですが、先日ある不動産のサイトで面白いアイデアを見つけました。

特に何が魅力的という事がないようなアパートで、いつも満室で退去が出てもすぐ決まる、というところがあるそうです。
他と何が違うのだろう、とその筆者の方が色々観察してみたところ、その方がこれが理由では、と思ったというのが賃貸アパートでも備蓄倉庫がある、という事でした。

最近の分譲マンションは311以降備蓄倉庫や防災用の倉庫を備えている所が増えて来ていますが、以前のマンションは分譲だとしてもそういう設備が無い事が殆どです。
簡単に作れば良いように思いますが、建蔽率(どれだけ土地の面積に建物の敷地、所謂建坪が占めるか)、容積率(どれだけ土地の面積に建物の総床面積が占めるか)という建物を建てる時に必ず守らないといけない土地に対する決まりがあるのですが、それらをギリギリまで使って建てている事が殆どなので、簡単には作る事が出来ないのです。

とは言え、細かい取り決めはありますが、今のような災害が多発している事を反映してか、防災倉庫は別途作っても良いともなっています。(詳しくは防災倉庫、マンション等のキーワードで調べて戴ければと思います)

賃貸でも分譲でも、自分の生活の場が安心して住める場であることは何より大切です。
そういう意味でも、賃貸でも備蓄倉庫を備えた物件に人気が集まるというのは理解出来ます。

戸建てであればマンションよりも収納を作るにも柔軟性が高い事が多いですし、マンションだとしても上記のような特例を使って管理組合で考えてみることが出来ます。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。