2020.12.11ブログ
バクテリアが直す自己治癒コンクリート-世界初の量産技術確立-
建物の躯体の素材には幾つかありますが、その中で代表的なものは木、鉄、コンクリートかと思います。
その中でも一番費用が掛かるのが(鉄骨鉄筋もしくは鉄筋)コンクリートですが、それでも選ばれるのは強度や持ちが他の素材よりも優れているからです。
(木の方が長い歴史があり、法隆寺など1000年以上持つ建築物もあるのですが、ここでは一般的な建物について書きます)
持ちが良いと書いていますが、それはコンクリートの中性化が進まないような処置をちゃんと行った場合です。
酸性雨等の影響で、元々アルカリ性であるコンクリートが中性化し、最後には酸性に傾くと、中に入れてある鉄筋が錆び、爆裂と呼ばれるコンクリートがはじけるような状態になり、強度は失われてしまいます。
そうならない為にも、表面を塗料やタイル等で保護するのですが、それでも時折適切な補修を行う事が必要となります。
それとは別に、地震等で建物が揺れるとヒビが入り、それでも中の鉄筋に錆が入る事になってしまいます。それらを防ぐ事は免振や制振の建物にする事で対応しますが、それだとしてもコンクリートが固まる途中で収縮して出来てしまうヒビ等は防げません。
そのヒビを、自ら補修するという方法が開発されましたが、なかなかそれを量産する方法は見つからず、実際に適用する事が難しい状態でした。
ところが、その量産化が成功したというニュースが先月発表され、本当に素晴らしいと思いました。
詳しくはこちらを読んで戴ければと思いますが、バクテリアが直す自己治癒コンクリートがようやく一般の建築物に適用できるようになったのは、本当に素晴らしい事だと思います。
今迄も100年コンクリート、200年コンクリートと言われるものは出てきていましたが、それを更に補完するコンクリートが使われるようになる事で、サスティナブルな地球環境にやさしい建物を作る事が出来るようになったのです。
ものとしての堅牢性の他に、陳腐化という事がものを長く使い続ける為の超えなくてはいけない課題ですが、まずはその堅牢性が確保できる目途がついたのは本当に良かったです。
今日はちょっと技術的なお話になってしまいましたが、インテリアやデザインが活きるのも、それを囲む建物があってこそ。その建物が長く使えるものであれば、折角お金を掛けて作りこむ内装等もオフィスKが得意の何年使えるから1日あたりで考えると〇〇円になる。それなら思い切って導入を、という考え方をお勧めし易くなります。メリハリをつけてお金を使うのは建物に限らず大切な事ですので、そのメリハリの為にもコンクリートを使った建物の長寿化が進むのは嬉しい事でしたので書かせて戴きました。
厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。
その中でも一番費用が掛かるのが(鉄骨鉄筋もしくは鉄筋)コンクリートですが、それでも選ばれるのは強度や持ちが他の素材よりも優れているからです。
(木の方が長い歴史があり、法隆寺など1000年以上持つ建築物もあるのですが、ここでは一般的な建物について書きます)
持ちが良いと書いていますが、それはコンクリートの中性化が進まないような処置をちゃんと行った場合です。
酸性雨等の影響で、元々アルカリ性であるコンクリートが中性化し、最後には酸性に傾くと、中に入れてある鉄筋が錆び、爆裂と呼ばれるコンクリートがはじけるような状態になり、強度は失われてしまいます。
そうならない為にも、表面を塗料やタイル等で保護するのですが、それでも時折適切な補修を行う事が必要となります。
それとは別に、地震等で建物が揺れるとヒビが入り、それでも中の鉄筋に錆が入る事になってしまいます。それらを防ぐ事は免振や制振の建物にする事で対応しますが、それだとしてもコンクリートが固まる途中で収縮して出来てしまうヒビ等は防げません。
そのヒビを、自ら補修するという方法が開発されましたが、なかなかそれを量産する方法は見つからず、実際に適用する事が難しい状態でした。
ところが、その量産化が成功したというニュースが先月発表され、本当に素晴らしいと思いました。
詳しくはこちらを読んで戴ければと思いますが、バクテリアが直す自己治癒コンクリートがようやく一般の建築物に適用できるようになったのは、本当に素晴らしい事だと思います。
今迄も100年コンクリート、200年コンクリートと言われるものは出てきていましたが、それを更に補完するコンクリートが使われるようになる事で、サスティナブルな地球環境にやさしい建物を作る事が出来るようになったのです。
ものとしての堅牢性の他に、陳腐化という事がものを長く使い続ける為の超えなくてはいけない課題ですが、まずはその堅牢性が確保できる目途がついたのは本当に良かったです。
今日はちょっと技術的なお話になってしまいましたが、インテリアやデザインが活きるのも、それを囲む建物があってこそ。その建物が長く使えるものであれば、折角お金を掛けて作りこむ内装等もオフィスKが得意の何年使えるから1日あたりで考えると〇〇円になる。それなら思い切って導入を、という考え方をお勧めし易くなります。メリハリをつけてお金を使うのは建物に限らず大切な事ですので、そのメリハリの為にもコンクリートを使った建物の長寿化が進むのは嬉しい事でしたので書かせて戴きました。
ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。
厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。
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