色々気遣う事が増えて来ましたね。
そんな中でも、自分で出来る限りの事をしていければ、と思います。

さて、先日「劇的ビフォーアフター」の昔の分が再放送されていたのを家人が録画しており、一緒に観る機会がありました。
この番組は家族揃って大好きで観ているのですが、家人は一度観たものならもう消そうか、と言っていたところを、折角だからまた観ましょう、と観る事にしたのです。

そのお宅のあるのは彦根城のお膝元で、その地独特の建築の様式がありました。その地元にお住まいの匠が行ったリフォームで、高級旅館のリノベーション等も請け負っていらっしゃるというだけあり、築130有余年を超す長屋の家を、本当に素晴らしく蘇らせていて、お施主様のご家族も感動していらっしゃいました。
その中で、何より素晴らしいと思ったのが(ゲストのロンドンハーツの方も「リフォームでこんなに人生が変わるなんて」と感動なさっていらっしゃいました)室内でも杖無しでは心許なく、週に2回の介護でお風呂に入れて貰っているという、80歳を超えたお父様が、新しくなった自宅に戻る道すがら既に背筋がピンと伸び、そして中を見て回る時に、(匠が手掛かりになるようあちこちに手すりを付けていた、という事もありますが)杖を持つ事なく二階にまで上り、すっかり若返った姿でした。

昔私オフィスKが勤めたリフォームを主とする工務店の専務が「年を取ったからもう今更リフォームをするなんて勿体ない、と言うけれど、年を取ったからこそリフォームをすると元気が出る」と言っていた事がありました。まさに、その言葉通りに生き生きとした姿で歩き回るお施主様のお父様を見て、つくづくその言葉をまた噛みしめたものでした。

この回だけではなく、年配の方がリフォームをした事で暮らし易くなり、寿命が延びるのでは、と観ていても思う事がありますが、実際にバリアフリーになったり、温熱環境が良くなったりする事で、健康寿命は延びると思われます。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。