2021.03.05ブログ
地盤と土地の高さ
天気の良い日とそうでない日、同じ冬でも寒さが全く違って、本当にお天道様の力はすごいな、と改めて思います。
夏はその太陽の光が恨めしい気持ちになりますが、冬には本当にありがたいと思う。自分でも現金だなぁと思います(苦笑)
さて、現金だなぁと思うまた別の事を今日のブログで書いてみたいと思います。
地盤の事や浸水の被害の無い事が最近は益々大切との認識が出て来ています。
何故そういう話になって来たかというと、地震や浸水の被害が続々と出て来ているからなのですが、逆を言えばそういう地震や浸水の被害が多いところこそ人が多く住んでいるという事でもあります。
地盤が良いところは周りに比べると高い土地であり、だからこそ浸水被害も少なくなります。
とは言え、オフィスKの観察によると鉄道の線路が通る場所やその駅があるところは、比較的谷間のような場所が多いようです。
例えば渋谷は、その名前からも分かる通り谷間にあり、すり鉢状の底に駅があります。
駅の近くには人が集まり、人が集まるからお店も集まる。結果人気の土地となります。
逆にその駅から遠い高地では、駅へ向かう時は下り坂で良いものの、帰宅する時は上り坂を上がっていかなくてはなりません。
結果ちょっと大変、となって土地の値段が下がる事が多くあります。
とは言え、都内中心部は別です。水路が張り巡らされていた江戸の時代、武家屋敷は水の被害の少ない高台にありました。地位(「ぢぐらい」と読みます。土地の格といったところを表す言葉です)の高い土地は、そういう高台で、今も高級住宅地や皆が憧れる土地が多くあります。
さて、地盤が良いところが周りに比べると高い土地と書きましたが、よくよく考えると当然なのです。雨が降り続けると、地盤の緩いところは土や砂が流されて、どんどん削られて周りに比べて低くなって来ます。
地盤の良いところでは削られる事が少なく、結果として高台として残るのです。
結果、高台は地盤が良いという事になるのです。
最近は在宅勤務や遠隔教育が進んで来ているので、駅に行って電車に乗ってという事が少なくはなってきていますが、それでも駅の周辺には店舗も多く、用事を済ませる為には駅近くに出て行くという事も多いでしょう。
災害に強い高台に住まいを建てるのか、それとも万一の時を覚悟して、そして高い価格にも目をつぶり、頑張って駅に近い低地に住まいを建てるのか。
今は浸水の可能性について重要事項説明書に記載する事が義務付けられましたが、そうなるとどの土地を選んだのかという事は自己責任、となってしまうのかもしれません…。
毎日の利便を取るのか、長い目で見ての安心を取るのか。難しい問題ですね。現金な私オフィスKは、毎日の利便と安心、両方取るにはどうすれば、と色々考えます(笑)
今日はちょっとインテリアや建築からは離れた話になりましたが、インテリアや建築も家が建つ土地があってこそ。
時々はこうやって土木のような事も書いていきたいと思います。
来週は先日ご依頼戴いた間取作成の事をブログで書いていきたいと思っております。
乞うご期待。
厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。
夏はその太陽の光が恨めしい気持ちになりますが、冬には本当にありがたいと思う。自分でも現金だなぁと思います(苦笑)
さて、現金だなぁと思うまた別の事を今日のブログで書いてみたいと思います。
地盤の事や浸水の被害の無い事が最近は益々大切との認識が出て来ています。
何故そういう話になって来たかというと、地震や浸水の被害が続々と出て来ているからなのですが、逆を言えばそういう地震や浸水の被害が多いところこそ人が多く住んでいるという事でもあります。
地盤が良いところは周りに比べると高い土地であり、だからこそ浸水被害も少なくなります。
とは言え、オフィスKの観察によると鉄道の線路が通る場所やその駅があるところは、比較的谷間のような場所が多いようです。
例えば渋谷は、その名前からも分かる通り谷間にあり、すり鉢状の底に駅があります。
駅の近くには人が集まり、人が集まるからお店も集まる。結果人気の土地となります。
逆にその駅から遠い高地では、駅へ向かう時は下り坂で良いものの、帰宅する時は上り坂を上がっていかなくてはなりません。
結果ちょっと大変、となって土地の値段が下がる事が多くあります。
とは言え、都内中心部は別です。水路が張り巡らされていた江戸の時代、武家屋敷は水の被害の少ない高台にありました。地位(「ぢぐらい」と読みます。土地の格といったところを表す言葉です)の高い土地は、そういう高台で、今も高級住宅地や皆が憧れる土地が多くあります。
さて、地盤が良いところが周りに比べると高い土地と書きましたが、よくよく考えると当然なのです。雨が降り続けると、地盤の緩いところは土や砂が流されて、どんどん削られて周りに比べて低くなって来ます。
地盤の良いところでは削られる事が少なく、結果として高台として残るのです。
結果、高台は地盤が良いという事になるのです。
最近は在宅勤務や遠隔教育が進んで来ているので、駅に行って電車に乗ってという事が少なくはなってきていますが、それでも駅の周辺には店舗も多く、用事を済ませる為には駅近くに出て行くという事も多いでしょう。
災害に強い高台に住まいを建てるのか、それとも万一の時を覚悟して、そして高い価格にも目をつぶり、頑張って駅に近い低地に住まいを建てるのか。
今は浸水の可能性について重要事項説明書に記載する事が義務付けられましたが、そうなるとどの土地を選んだのかという事は自己責任、となってしまうのかもしれません…。
毎日の利便を取るのか、長い目で見ての安心を取るのか。難しい問題ですね。現金な私オフィスKは、毎日の利便と安心、両方取るにはどうすれば、と色々考えます(笑)
今日はちょっとインテリアや建築からは離れた話になりましたが、インテリアや建築も家が建つ土地があってこそ。
時々はこうやって土木のような事も書いていきたいと思います。
来週は先日ご依頼戴いた間取作成の事をブログで書いていきたいと思っております。
乞うご期待。
ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。
厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。
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