さて、先週のブログに「8. 整理(とリラクゼーション)のためのテクノロジー」の中で気になったものを書く、と予告しておりました。
その気になったもの、というのはバキュームドロワーです。この上の写真が、それです。
最初、名前を見た時に、？と思ったのは、日本語に直訳すると吸引引き出し、なる意味だったからです。
吸引も、引き出しも、調理に関係なさそうです。
調べてみたところ、最近人気の低温調理に必須の、材料を真空パックする為のものだったのです。
パックに食材を入れて、この引き出しに入れてボタンを押すと、真空パックが出来るという摩訶不思議なものでした。
成程、確かに既存の真空パックを作る機械は場所を案外取りますし、取り出すのもひと手間なので、よく使う調理法であればこのようにキッチン背面食器棚の中に組み込んであった方が便利で楽です。

世の中には、もう成熟してこれ以上新製品は出て来なさそう、と思う分野がありますが、調理もその一つでした。煮る、焼く、蒸す、炒める、等が何百年も使われて来た調理法で、それ以外にはもう無いと思い込んでいたところ、真空パックを低温でじっくり火を通すという新しい調理法が出て来たのです。

でも、新しい調理法には新しい調理器具が必要な事が殆どです。その度に新しいものを買っていくと、幾らキッチンが広くとも置く場所も無くなります。
それにキッチンは広ければ良いというものでは無いですし、いつも使う1軍のものに加え、余り使わないけれどどうしてもこれは持っておきたい、という2軍まで位が持てる限界です。
ですから、こういう新しい、そして大きいものが出た時は、それが設備の一角に納められるからと言っても、本当にそれを使いこなせるか、と自問自答して、暫く熟慮する事が大切です。
これは、物が大好きなオフィスKですので、自戒を込めて書いております(苦笑)

何にしろ、生活を楽しく豊かにしてくれる器具は簡単に取り出し易い場所に置いておく事が大切です。
ですから、低温調理をフルで使う、という方でしたら、この新しい機器も導入して良いと思います。(組み込むタイプなので新築またはフルリノベーションの時がチャンスです)

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。