ついに2021年も師走となり、この1年もあと数える程になりました。
去年はコロナ禍で色々大変でしたが、今年もそれが続いている中でもどうにか立て直せた1年でした。
無事に1年を終えられそうなのがありがたいと思います。

さて、先日のブログでも書いた事ですが、最近はお客さま対応が終わる頃にまた次のお声を掛けて戴くという流れが出来てきています。
本当にありがたいことだと思います。
そんな中、インテリアコーディネーターとして悩ましい事が幾つかあります。
一つは、ご予算の問題です。お客さまのご予算の範囲内で、如何にお客さまのご希望を入れたご提案が出来るかです。これは今色々な選択肢が出て来ているのでどうにかこなせているのですけれど、私オフィスKが悩ましいと思っているのがそのご提案したものの品質や持ちです。
お選びするものは、可能な限りレビュー等買った方、使った方が感想を寄せて下さっているものにしていますが、そうできるとも限りません。また、買ってすぐにレビューなさっている事が多い為、長く使った時にその製品がどうなるのか、どれ位機能を保てるのか、見た目はどれ位もつのか、という事が分からないのも難しいところです。

お客さまとしては、折角インテリアコーディネーターに依頼して、その費用も払って選んで貰った品物であるから、機械もの以外は少なくとも10年は持つようにと期待なさるのではないかと考えています。
大型家具であれば、廃棄するにも費用が掛かるので、そのご期待は当然だと思います。
そんな中、ご予算の関係でかなりお値ごろなものを選ぶ場合、費用で品質が担保出来ると思えるもの以外もお選びする事もあります。
費用で品質が担保される、というのは、例えばある一定の金額を超えたものであれば、アフターサービスも中に含まれるという事がよくあるので、通常の使い方であれば最低でも〇〇年持つ、とメーカーや販売店が判断して、その期間に壊れたりした場合は保証をしてくれていたり、その保証が切れたとしても有償でメンテナンスをしてくれたりする、逆に言えばメンテナンスが効く製品であったりするという事があります。
逆に言えば、値段がしたものであればお金を掛けてでも補修したい、と思えるものです。

価格がお値ごろなものの場合、この品物をこの金額で購入出来るのか‼と感動するようなものを探してお勧めするようにしているのですが、そうなるとその品物、その良さはどれ位長く保てるのか、というのが読めないのです。

素材によってはある年数が経てば劣化が始まって見栄えが悪くなるだけでなく、用を為さなくなる、というものもあります。例えばウレタンゴムやポリウレタンの加水分解等です。
そういうものだと分かっていて、納得出来るのであれば良いのですが、そうでなければショックですよね。
ですから、私オフィスKが劣化の進行が速いものをご紹介する際は、その旨ご説明した上でご紹介するようにと努めています。

もしオフィスKにご依頼戴く場合、そしてご予算が少し厳しい場合、ご希望のお品物とはちょっと違った提案を受けるかもしれませんが、それは上のような理由が多いのです。

長く愛用して戴けるものをお勧めしたいという気持ちからですが、いや、それでもデザイン性が大切、という場合はそう仰って戴ければその中で探すように致します。お金を出し、そこに住まわれるのはお客さまご自身ですので、お客さまに機能をご説明した上でご提案出来ればと思っております。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。