2022.09.02ブログ
茶道をもっと手軽に楽しめる-移動式茶室空間-
9月に入ったものの、まだまだ厳しい暑さは続いています。
子供の頃は9月というと秋のイメージを持っていたのですが、今は残暑のイメージしかありません…。
四季がなくなっていくようで、とても残念です。
さて、日本は四季がある国という事を学生時代に習ったのですが、それは日本の良さの一つとして取り上げられていたと思います。
同じように、日本の良さの一つとして、日本の清潔さ等がありますが、〇〇道と名前のつく、日本古来の美学もあるとオフィスKは考えています。
華道、古武道、剣道、香道などの中で、実はオフィスKに一番馴染みのあるのは茶道です。
親が茶道の教授者だった事もあり、実家には茶室が2部屋あり、水屋と呼ばれるお席の準備を行う場所も設えてあります。
週に1~2日生徒さんがいらして、教室を開いていました。
門前の小僧習わぬ経を読むとは言いますが、少しは習ったものの、習いに行くのが途絶えたりで教える程のレベルには達せずに今に至ります。
とは言え、子供の頃から身近にあった茶道は、今もオフィスKの生活に息づいていると思っています。
例えばお茶を一服点てるにしても、色々な所作が決まっていて、若い頃は何故そんな一つ一つ順番まで決まっているのだろう、と面倒に思っていた事もありました。
でも、その手順を一つ忘れて飛ばしてしまう事で、次の手順がうまく進まなくなる(手順をしっかりと行っていれば、丁度良いところに必要なものが置かれているはずなのが、それを忘れて飛ばしてしまったが為にあたふたとしてしまう、など)事に気付き、やはり長い間築いてきた所作には深い意味があるのだな、と実感する事もありました。
ひいては、必要な時に必要なものが手に届くところにある大切さを実感する事となり、整理整頓カウンセリング©にも活かされていると思うのです。
さて、実は茶道はお茶を点てる道具が最小限でもあればどこでも楽しめます。野点と言われる屋外で楽しめるお茶もあります。例えば、秋の趣向を取り入れた野点のお道具で、紅葉狩りで出掛けた先で楽しむなんて、本当に楽しく、気分もリフレッシュ出来るものです。
とは言っても、本格的に茶道を楽しみたい、と思った時にお茶室が欲しくなる方は多いと思います。
待庵という名で知られる妙喜庵という茶室があります。
二畳という極小の空間で、角に炉を切り室床という独特の床の間をもつ、我が国数寄屋造りの原点であり、国宝となっています。
そのような狭い空間でも、否、狭い空間だからこそ千利休のわびさびを体現できるのだとも思います。
とは言え、本格的に作ったとして、それは固定されたものとなり、気楽に楽しむというのとはまた違って来るでしょう。
そんな中、移動式の茶室空間どうらく庵という「製品」があるのを見つけました。
移動式レブユニットと一級建築士酒井コウジ氏とのコラボレーションにより完成した製品との事で、従来の茶室に出来るだけ近づけられるように考えられた移動式の茶室です。
勿論、正統派の茶室とは違う、という考えもあるかもしれません。
でも、千利休が堺の魚屋(ととや)で見つけたことに由来するとも言われる斗々屋茶碗もありますし、現在の茶道の始祖と言われる利休は、見立てと言われる日常の生活用品を茶道具に採り入れる事をよくしました。
例えば水筒として使われていた瓢箪を花入として用いたり、船に乗るために出入りする潜り口を茶室のにじり口に採り入れたりなどなど、別の用途としてあるものの機能、美しさを取り入れる事で、茶道のわびさびの世界を作り上げたのだとオフィスKは考えています。
そう考えると、利休七則にある「もてなし」の心こそが茶道であるなら、お茶を点てる主人ともてなされる客人が気持ちよく楽しく一服のお茶を戴ける設えは、やはり茶道の一つの形だとオフィスKは考えます。
ちょっと抽象的なブログとなりましたが、日々を楽しく過ごせる環境作りはどなたにとっても大切な事だとオフィスKは考えています。
厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。
子供の頃は9月というと秋のイメージを持っていたのですが、今は残暑のイメージしかありません…。
四季がなくなっていくようで、とても残念です。
さて、日本は四季がある国という事を学生時代に習ったのですが、それは日本の良さの一つとして取り上げられていたと思います。
同じように、日本の良さの一つとして、日本の清潔さ等がありますが、〇〇道と名前のつく、日本古来の美学もあるとオフィスKは考えています。
華道、古武道、剣道、香道などの中で、実はオフィスKに一番馴染みのあるのは茶道です。
親が茶道の教授者だった事もあり、実家には茶室が2部屋あり、水屋と呼ばれるお席の準備を行う場所も設えてあります。
週に1~2日生徒さんがいらして、教室を開いていました。
門前の小僧習わぬ経を読むとは言いますが、少しは習ったものの、習いに行くのが途絶えたりで教える程のレベルには達せずに今に至ります。
とは言え、子供の頃から身近にあった茶道は、今もオフィスKの生活に息づいていると思っています。
例えばお茶を一服点てるにしても、色々な所作が決まっていて、若い頃は何故そんな一つ一つ順番まで決まっているのだろう、と面倒に思っていた事もありました。
でも、その手順を一つ忘れて飛ばしてしまう事で、次の手順がうまく進まなくなる(手順をしっかりと行っていれば、丁度良いところに必要なものが置かれているはずなのが、それを忘れて飛ばしてしまったが為にあたふたとしてしまう、など)事に気付き、やはり長い間築いてきた所作には深い意味があるのだな、と実感する事もありました。
ひいては、必要な時に必要なものが手に届くところにある大切さを実感する事となり、整理整頓カウンセリング©にも活かされていると思うのです。
さて、実は茶道はお茶を点てる道具が最小限でもあればどこでも楽しめます。野点と言われる屋外で楽しめるお茶もあります。例えば、秋の趣向を取り入れた野点のお道具で、紅葉狩りで出掛けた先で楽しむなんて、本当に楽しく、気分もリフレッシュ出来るものです。
とは言っても、本格的に茶道を楽しみたい、と思った時にお茶室が欲しくなる方は多いと思います。
待庵という名で知られる妙喜庵という茶室があります。
二畳という極小の空間で、角に炉を切り室床という独特の床の間をもつ、我が国数寄屋造りの原点であり、国宝となっています。
そのような狭い空間でも、否、狭い空間だからこそ千利休のわびさびを体現できるのだとも思います。
とは言え、本格的に作ったとして、それは固定されたものとなり、気楽に楽しむというのとはまた違って来るでしょう。
そんな中、移動式の茶室空間どうらく庵という「製品」があるのを見つけました。
移動式レブユニットと一級建築士酒井コウジ氏とのコラボレーションにより完成した製品との事で、従来の茶室に出来るだけ近づけられるように考えられた移動式の茶室です。
勿論、正統派の茶室とは違う、という考えもあるかもしれません。
でも、千利休が堺の魚屋(ととや)で見つけたことに由来するとも言われる斗々屋茶碗もありますし、現在の茶道の始祖と言われる利休は、見立てと言われる日常の生活用品を茶道具に採り入れる事をよくしました。
例えば水筒として使われていた瓢箪を花入として用いたり、船に乗るために出入りする潜り口を茶室のにじり口に採り入れたりなどなど、別の用途としてあるものの機能、美しさを取り入れる事で、茶道のわびさびの世界を作り上げたのだとオフィスKは考えています。
そう考えると、利休七則にある「もてなし」の心こそが茶道であるなら、お茶を点てる主人ともてなされる客人が気持ちよく楽しく一服のお茶を戴ける設えは、やはり茶道の一つの形だとオフィスKは考えます。
ちょっと抽象的なブログとなりましたが、日々を楽しく過ごせる環境作りはどなたにとっても大切な事だとオフィスKは考えています。
ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。
厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。
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