今週末は首都圏も雪やみぞれが降るとの予報ですね。
どんどん寒さが厳しくなって来ているので、被災地の事が気になります…。

さて、寒さに限らず、熱が一番出入りするのは窓だとこのブログで以前書いた事がありますが、寒い家の大きな原因の一つが窓からの熱の出入りがある事です。
そんな熱の出入り口となってしまう窓ですが、建築基準法では床面積の1/7の広さの窓を作らない事には、人が長く滞在する場である「居室」とは認められません。
何より窓が無い部屋は閉塞感があり、昼でも暗くなり、照明を付けなくてはなりません。
窓は外壁と比べると費用も掛かる上に強度も低くなってしまう為、必要最低限作る、というのが高断熱の家を作る秘訣と言われるのですが、いくら必要最低限に作ったとしても上に書いたようにある程度の面積を作らないという訳にはいきません。
ドイツ等に比べると日本の窓は熱効率が悪いものが殆どと悪名が高かったのですけれど、YKK APから冬の暖かい日差しを取り込む事も出来る、樹脂サッシのトリプルガラスの窓が新発売になったという事で少しは前進したな、とほっとしました。
窓からの日射熱を従来品より多く取り込める樹脂窓「『APW430』日射取得型ダブルLow-E トリプルガラス」というものです。

今迄は機能性の高い窓は輸入品というのがセオリーだったのですけれど、これからは国産でも熱効率の良い窓を取り入れる事が出来るというのが何よりだと思います。
弊SOHOはマンションなのでサッシ等の共用部分を勝手に変える事が出来ませんが、その代わりに5年程前に樹脂サッシの複層ガラスの内窓を入れ、お蔭で大変過ごし易くなりました。
ただ、どうしても24時間換気の為に換気口から熱の出入りがあり、それをどうしたものかと今まだ悩み中なのですが、良いものがあったら取り入れてまたご紹介出来ればと思っています。
温熱環境を良くする事は、光熱費が下がるだけでなく、日々の生活の質を上げてくれます。
また、家の中に温度差が無い事は健康にも大変良いのです。
今年の最初のブログに耐震性等、後から入れ替えが大変な家の基礎となるものにお金を掛ける事をお勧めしたのですが、窓もその一つです。
最初にお金を掛ける必要はありますが、それ以上のものを齎してくれます。
家を建てる時に、そういう事を思い出して戴ければと思います。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。