最近余り建築系の事を書いていなかったな、と思い今日は少し書いてみたいと思います。

最近というか、都市部ではもう数十年前から軒の無い若しくは軒がとても短い家が増えています。
見た目がお洒落でシャープという事が選ばれる大きな理由かと思いますし、都市部では狭小な土地にギリギリまで建物を建てる為に軒を長く伸ばせないという事も大きな理由です。

軒が深い事の一番の利点は壁が雨風から守られるという事です。
私オフィスKの元自宅も都市部という程ではありませんが狭小住宅で、結果として軒が短い、浅い家になってしまっているのですけれど、隣とギリギリまで近づけて建てているので余り雨風が当たらないものの、ほぼ完全に隣の壁が元自宅と同じ長さの面に比べると、その反対側の面はほぼ真四角の土地に二軒建てているという事でその間に当然ながら少し隙間がある事から、その隙間から雨風が当たるようでチョーキングと呼ばれる劣化が進行していた、と6年程前に外壁を塗り替えした時に業者さんに指摘を受けました。

また、軒の深い家はとても豪華な雰囲気がある、と私オフィスKは思っています。
家ではないのですが、神社仏閣で素晴らしい建物のその雰囲気を高めているのは高い屋根と共に深い軒ではないかといつも思います。

最近平屋が流行っているようですが、折角平屋が建てられる程の土地があるのであれば、深い軒を検討してみても良いのでは、と思います。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。