天災は忘れたころにやってくる、というのは寺田寅彦さんの名言ですが、今年のお正月には能登にも大きな地震が来ました。
地震に対して耐震性という言葉があり、建物評価にも耐震等級があります。
木造であればその建物の筋交いや壁量、そしてそのバランスが良いかどうか等で判断するのですが、実は建物自体の耐震性が大切なだけでなく、その建物が建つ場所の地盤も同じくらい、いえ、もしかするとそれ以上に大切なのです。

以前私オフィスKが職業訓練校で建築を学んだ折、先生がその事を伝えるのに例えとして豆腐の上にどんな強固な建物を建てても揺れは大きくなるし地盤沈下等も起こるというお話をして下さったことがありました。

液状化現象が起こったりすると、建物が傾いてしまうこともあります。その傾斜が大きくなれば住むのも困難になります。ジャッキアップという方法もありますが、それも元の地盤が緩ければまた傾いて来る可能性が高く一時的な処置となってしまうでしょう。

そんな大切な地盤を調べるのはとても大事なことですが、なかなか一度建物を建ててしまうと調べることが難しいという事があります。

そういう難しいことを、木造の二階建て及び三階建てに限定という事にはなりますが、調べることができるという方法があると知りましたのでこちらのブログでお知らせします。

その名もデジタル耐震チェックです。

私はこちらのサイトの簡易地盤チェックを愛用していたのですが、プラスでお金を払って地盤のことを調べるというのももし戸建てを持っているなら是非行いたいところです。

オフィスKは元自宅が戸建てで、今は賃貸にお出ししているのですが、以前このブログでも少し書いたように、それを10年経たない内に建て替えをしなくてはなりません。
残念ながらオフィスKの元自宅は鉄筋造りなのでこちらは使えませんが、建て直しの際には必ず地盤調査をして、必要なら地盤改良をしたいと思っています。

せっかく頑張って建てた家が、地盤のために地震で被害が出るというのは余りにも残念なことです。

今日のブログはインテリアには関わらないのですが、素敵なインテリアもしっかりとした建物があってこそ、しっかりとした建物もしっかりとした地盤があってこそ、という事で書かせていただきました。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。