寒い日が多くなって来ましたね。
でも今だにこの冬コートを着ていないオフィスKです。
昔は寒がりだったのですが、不思議なものです。

さて、そんな寒さが続く中、玄関まわりに植木や花などの植物がある住宅に住む人は、うつになるリスクが低いことが、都内に住む65歳以上の2046人を対象にした千葉大学の研究で明らかになったという記事を読みました。
植物の手入れで体を動かすことや、手入れをしている間に近隣の人と挨拶を交わすなどのコミュニケーションがうつ予防につながる可能性があるのだそうです。

オフィスKは今住むSOHOのマンションで植栽俱楽部を立ち上げ、月に一度有志と一緒にマンションの庭木の手入れをしているのですが、道行く人がにこにこしながら声をかけて下さる事も多く、この記事を読んで確かに、と思いました。

研究では2022年1月と2023年10月に、地域で自立して生活している65歳以上の人に自記式の質問票を郵便で送り、回答者のうちデータが揃っていた2046人を解析対象としたとの事で、平均年齢は74.8歳、女性は1141人、男性が905人だったとの事です。
一戸建てに住む人は901人、集合住宅は1012人。玄関まわりの特徴を尋ねたところ、一戸建てに住む人は61.5%が植木や花があると回答したものの、集合住宅の人は18.4%だったそうで、やはり土地の上に一戸づず建っている戸建てと異なり、マンションではなかなか難しいのだと思いました。

ただ、戸建てとマンション住まいの違いでは、老年期うつ病評価尺度（GDS-15）を用いた調査では差が余りなかったとの事です。

途中の色々な説明は端折りますが、今回の研究結果から、高齢者のメンタルヘルスを支えるには、玄関まわりに植木や花を置ける設計が重要との提言がされたとの事ですし、昔このブログでアイレストグリーンという言葉についてブログを書いたように、やはり緑は目にも心にも優しく、周りの人との繋がりも生まれやすいのではないかと思います。

オフィスKでは、ご提案の際に良くグリーンをお勧めするのですが、フェイクグリーンだとしても目に優しいグリーンは良いのではと思っております。

ちょっとしたことで、暮らしは楽しく、過ごしやすくなります。

厚木の暮らしをより良くするオフィスK。"暮らしを・ちょっと・気分よく"したいなと思った時、思い出して戴けますと幸甚です。